オンラインにてアースグループの全体朝礼を開催しました!
河端代表から全社に向けたメッセージを紹介します。
■ 12月は「フィニッシュの月」—11月の成果を次へ
12月に入り、今年も残り1か月。「1年の締めくくりの月であること」を全員の共通認識として確認しました。
そのうえで、成果を「個人の頑張り」で終わらせず、組織として次に求めるのは“再現性”です。
成功を分析し、どのようなプロセス・行動が成果を生んだのかを共有することが、組織の成長につながります。
■ 先行き不透明な時代に、戦い方を再点検する
いまは予測が難しく、先行きが不透明な時代です。だからこそ「自分たちはどう戦っていくのか」を改めて考える必要があります。
外部環境の変化、物価上昇、採用市場の競争など、企業を取り巻く環境は激変しています。
その中で、旧来の成功モデルに固執するのではなく、時代に合わせて“戦い方”を見直すことが求められます。
短期的な成果に偏らず、中長期視点での次の一手を考え続けることが、持続可能な組織の条件です。
■ 多角化の本丸は「人を活かす経営」—権限と責任を引き受ける
当社は多角化を進め、環境変化に耐えうる経営基盤を構築しています。
ただし目的は単なる事業拡大ではなく、「人を活かす組織」をつくることにあります。
各事業の責任者・リーダーには、権限と責任をもって判断し、決断できる人材であることが求められます。
上司からの指示待ちではなく、「自分が経営者ならどう動くか」という視点を常に持つことが重要です。
その主体性こそが、変化に強い組織を支えます。
■ 既存を守り、新規を獲得する
事業の安定には既存顧客との信頼維持が欠かせません。
しかし、成長を続けるには、やはり新規開拓の努力を怠ってはなりません。
既存の成功体験にとらわれず、新しい市場や商品、パートナーとの連携を積極的に模索する姿勢が重要です。
営業活動、採用、海外展開すべてにおいて、“守りと攻め”の両立を図ることが当社の競争力を高めます。
■ 上司の役割は「支配」ではなく「伴走」
上司の仕事は部下を支配することではなく、部下の主体性を引き出すことです。
部下が「自分で考え、行動する」ためには、信頼関係と適切な問いかけが必要です。
答えを教えるのではなく、「あなたならどうする?」と促す姿勢が、部下や組織の成長を促進します。
支配的なマネジメントは一時的な成果を生んでも、長期的には組織の停滞を招きます。
伴走するリーダーが増えることで、チーム全体の創造力が高まります。
■ 「言語化=明確化」で、組織の推進力を揃える
共通認識を作るうえで必要なのが「言語化」です。
言語化とは単に言葉にすることではなく、「相手が理解でき、行動できるレベルに明確化すること」です。
理念や方針をわかりやすく共有することで、全員が同じ方向に進むことができます。
経営陣はビジョンを、現場リーダーは具体的な行動を言語化することで、組織全体のスピードと精度が上がります。
■ 今年最後に意識したい「元気・景気・人気」
締めくくりとして共有したいキーワードが、「元気・景気・人気」です。
まず“元気”は心身の健康。働く人が健康でなければ会社も元気にはなりません。
“景気”は自分自身の経済状況、稼ぐ力。成果を出してこそ報酬も上がり、生活も安定します。
“人気”は人間関係の豊かさ。信頼される人間であることが、チームと顧客双方の信頼を築きます。
この三つを意識しながら、一年の締めくくりをしていきましょう。
12月は、成果の最大化と仕組み化を同時に進める月です。
個人の努力を組織の力に変え、探索と進化の両輪で2026年へとつなげていく。
それこそが、当社が掲げる「再現性ある成長」の具体的な姿です。
「良い締め」と「良い始まり」を全員で創り上げていきましょう。
