2025年3月3日|伴徳の考えに基づく人事戦略と企業成長への貢献について~松久幸治

2025/03/04

 

皆さま、おはようございます。本日は、ネクストボードの研修で学んだ伴徳の考えをもとにした人事戦略についてご報告いたします。研修を通じて、人材こそが企業の最も重要な資源であり、組織の成長に直結することを深く実感しました。本報告では、人事戦略が、会社の成長と社員のキャリア形成にどのように貢献できるのかについて、具体的にお伝えいたします。


企業経営における重要な経営資源

企業が成長し続けるために、5つの経営資源が必要不可欠です。

1. 人(最も重要な資源)
2. 物(設備・商品)
3. お金(資金・投資)
4. 時間(効率的な業務運営)
5. 情報・知的財産(市場・顧客データ)

この中で、企業が持続的な成長を実現するためには、「人」が最も重要な資源です。

人事戦略の本質とは

人事戦略とは、採用した人材が長期的に活躍し、組織全体の生産性を高め、会社を成長させることを指します。特に、当社のように多拠点経営を行う企業においては、本社の方針だけでなく、現場での人事戦略が業績向上に直結することを強く認識しました。


採用から定着・活躍までの5つのポイント

1. 採用のミスマッチをなくす(入口管理)

・求める人物像の言語化(スキル・経験・態度・マインド)
・企業理念や使命を正しく伝え、適切な人材を採用
・採用の成功定義を「質・量」と「定着・活躍」で明確にする

2. 教育と配置(適材適所の実現)

・組織的な教育体制の確立
・各店舗・部署における最適な人材配置
・経営陣・マネージャー・本人との継続的なコミュニケーション

3. 評価制度の透明化と公平性

・公平な評価基準の確立
・スコアリング(数値評価)を活用し、客観的な評価を行う

4. キャリアパスの設計

・チームリーダーから経営幹部までの成長ステップを明確化
・他店舗・事業部・新規事業への挑戦を奨励
・すべての社員が成長できる環境を構築

5. 円滑な退職対応(心地よい卒業

・退職は避けられない現象であり、組織の課題として認識
・本人としっかり向き合い、円満な退職をサポート
・「卒業」を前向きに捉え、次のステップへつなげる

 


まとめ

今回の研修を通じて、企業の成長を支えるのは、「人」こそが最も重要な資源であることを改めて認識しました。

この人材を最大限に生かすためには、以下のポイントを言語化し、共通認識を持つことが必要不可欠です。

言語化すること
・求める人物像
・定着・活躍の基準
・評価の透明性
・キャリアパス設計
・出口(退職)対応の方針

こうした取り組みを進めることで、組織全体の方向性を統一し、企業をさらに成長させることが可能になると確信しております。

今後も、アースグループの発展に向けて、より一層の取り組みを進めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。