オンラインにてアースグループの全体朝礼を開催しました!
河端社長から全社に向けたメッセージをご紹介します。
経営環境の現状認識
近年の物価高と最低賃金引上げにより、企業を取り巻く環境は一段と厳しさを増しています。当社も例外ではなく、食材・水光熱・人件費が同時に上昇する中、昨年と同水準の売上では利益を確保しにくい構造になりました。概算では原価が約3ポイント、人件費・水光熱が合計で約2〜3ポイント上振れし、収支均衡には対前年比106〜107%の売上が必要です。当社は長期の安定成長を見据え、目標を110%と定めています。短期的な数字合わせのために目先の収支だけに捉われる施策は顧客離れを招き、長期的価値を損なうため取りません。私たちは“正しい努力”で成長を続けていきましょう。
成長の五本柱(戦略・財務・人材・顧客・投資)
①戦略—外部環境と自社資源を冷静に見極め、戦う領域と勝ち筋を明確化。
②財務—投資と維持の線引きを行い、機器導入や改装、新規事業への投資はROIで判断し先手で実行。
③人材(人間力)—知識・技術という“バット”を振り切る体力=人間力を鍛える(知的能力・自己制御・対人対応に加え、気づきや配慮を磨く)。
④市場・顧客—唯一命令できない相手は顧客であることを忘れず、満足を超える“感動”を設計しLTV(生涯価値)を最大化。
⑤投資—守りに偏らず、出店・設備・新サービス等の攻めを止めない。保守化は衰退の始まりです。
「対処」から「改革」へ
起きた事象への事後対応で終わらせず、再発要因を特定し、仕組みで未然に防ぐ。これをKPIとして管理し、現場から恒久対策を積み上げます。ストック型の収益基盤づくり(会員化・定額化、人材ビジネスの継続収入など)と、事業ポートフォリオによるリスク分散も継続します。
人が最大の資源(人間力の強化)
企業の最大の資源は“人”です。知識やスキルを磨くだけでなく、それを生かす器=人間力を高めなければ成果は出ません。小さな配慮、他者への想像力、学び続ける姿勢が組織の結束を強くし、顧客体験の質を押し上げます。日々の平凡な実践の積み重ねが、やがて非凡な結果を生む。私たちはこの当たり前を愚直に続けていきましょう。
感謝と覚悟(前進の原動力)
私たちが前に進む原動力は感謝です。与えられている環境や支えに目を向け、「足るを知る」ことで心は強く、前向きになります。成長の道は時に砂利道であり、沼のように感じることもあるでしょう。それでも、未来に手にしたい価値があるなら、一歩を踏み出す覚悟を持ちましょう。上期の締めくくり月です。皆さんよろしくお願いします。