オンラインにてアースグループの全体朝礼を開催しました!
河端代表から全社に向けたメッセージを紹介します。
1.10月の振り返りとワークライフバランス
11月を迎えるにあたり、まず一人ひとりに「この10月、自分の事業部・店舗はどうだったか」「自分は何を残せたか」を問いかけたいと思います。
日本では初の女性首相・高市総理が誕生し、「働いて働いて働きまくる」という言葉が話題になりました。ワークライフバランスとの対比で賛否が語られましたが、私たちの人生を国や世の中に委ねるのではなく、自分の生き方は自分で決めるべきです。仕事と私生活をどちらか一方にする「OR」ではなく、両方大事にする「AND」の発想で、人生と仕事を「分離せず一体」で考えることが大切だと考えています。
2.成果を生む「時間配分・立ち位置・付き合う人」
会議の中で「このままでは達成が難しい」と感じる場面があります。その背景には、成果につながる行動ができていないことが多く、その鍵となるのが次の3点です。
1つ目は時間配分(プライオリティ)です。限られた時間を、成果に直結する業務にどれだけ投下できているか。決められたルールから逸脱せず、優先順位を明確にすることが重要です。
2つ目は立ち位置(視点)です。スタッフとしてではなく、「自分が店長なら、部長なら、社長ならどう判断するか」と視点を上げることで、物事の見え方が変わります。
3つ目は付き合う人・相談相手を広げることです。一人で抱え込まず、達成している仲間や上司に相談し、視野を広げていくことが、自分の成長と結果につながります。
3.コアコンピタンスと独自性(USP)を磨く
会社や事業部が今後も成長していくためには、「コアコンピタンス(中核となる強み)」と「USP(独自の提供価値)」を磨き続けることが欠かせません。
当社の人材開発事業では、海外大学生をインターンとして受け入れ、その後ビザ切替を経て再入国させるスキームや、これまで来日が難しかった海外エステティシャンを合法的に受け入れる仕組みなど、他社にはない独自の枠組みを構築してきました。
こうした「当社ならでは」の強みは、放っておけば埋没してしまいます。各事業部ごとに、自分たちの独自性とは何かを言語化し、意識的に磨き込んでいく姿勢が求められます。
4.「言語化」と「状態」の共有によるマネジメント
現場で成果を出すには、「何をどこまでやるのか」が具体的にイメージできるレベルまで落とし込む、いわゆる言語化が必要です。売上や件数といった定量目標のブレイクダウンだけでなく、店舗やスタッフを「どのような状態」にしたいのかを共有することが重要です。
「誰々がこのレベルまでできる状態」「お客様からこう見える状態」といった「状態」の言葉で示すことで、メンバーは自分の行動をイメージしやすくなります。評価制度とも結び付けながら、「目指す状態」をチームで共有し、実現に向けて具体的な一歩を積み重ねていきましょう。
5.言葉・表情・承認のあり方
心やメンタルを整えたいのであれば、まずは自分の言葉遣いと表情・態度を前向きなものに変えることが出発点です。否定的な言葉が口癖になると、自分自身の気持ちも下がっていきます。反対に、肯定的な言葉や明るい表情は、自分自身への最大の動機付けになります。
また、人には承認欲求がありますが、「承認されること」を目的にしてしまうと、人に迎合したりイエスマンになったりして、自分の軸がぶれてしまいます。お互いを認め合う姿勢は大切にしつつも、あくまで自分の価値観と筋を大事にしてほしいと思います。
6.「やる気・根気・勇気」で挑戦する11月へ
最後に、「3つの気」の話です。
やる気には、目指す目標と、それに伴う努力が必要です。根気は、諦めずに継続し続ける力です。そして最も大切なのが勇気であり、「恐れずに挑戦すること」です。挑戦には成功も失敗もありますが、「やらなかった後悔」は失敗よりもずっと大きく残ります。たとえ結果がうまくいかなくても、その経験は必ず大きな財産になります。
11月以降も、一人ひとりが仕事と人生を一体のものとして捉え、「やる気・根気・勇気」をもって前向きに挑戦し続けていくことを期待しています。
