サウナにハマる人は多くいますが、このような疑問や悩みを抱える人も多いでしょう。結論、サウナを正しく利用すればハゲる可能性は少なく、育毛効果も期待できます。
この記事では以下の内容について解説していきます。
- サウナでハゲる理由
- サウナでハゲることを防ぐ方法
- サウナで育毛効果が見込める理由
本記事を読むと、サウナの正しい入り方がわかり、ハゲることの防止と育毛効果実感が期待できるでしょう。
サウナに入るとハゲると言われるよくある理由
サウナに入ることで、ハゲるという噂は今でもされています。では、どのような影響が原因で髪の毛へ影響を与えるとされるのでしょうか。
2つの理由を解説します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
高温・乾燥による髪へのダメージ
高温環境下に長時間さらされると、髪のタンパク質が破壊され、表面をまとうキューティクルが剥がれやすくなります。
- 濡れた状態:60℃
- 乾いた状態:90℃
一般的なドライサウナは70〜100℃であることが多いため、長い時間入っていると、髪の毛へのダメージが発生し、枝毛や切れ毛につながるでしょう。
高温や乾燥は髪へ大きなダメージを与えるので、サウナを利用するときは10分程度でなるべく素早くすませるようにしましょう。
頭皮の乾燥
ドライサウナの場合、低湿度環境であるため、頭皮の水分量が気化し、乾燥しやすい状態になりやすくなります。また、サウナに入る日は、1日2回以上シャンプーを行う人は少なくありません。
必要以上に皮脂を取りすぎてしまうと、バリア機能が上手く働かず、以下のトラブルの原因に繋がります。
- 頭皮の炎症
- 頭皮の痒み
- フケ
- 抜け毛
毛穴つまりによる頭皮トラブル
サウナに入った後に、しっかりと頭皮ケアをしない場合、頭皮トラブルにつながる原因となります。サウナに入った後は、大量の汗と髪の毛についた老廃物が頭皮に付着しています。
サウナ後にシャンプー・トリートメント・保湿ケアを行わないと、老廃物が頭皮に付着したまま過ごすことになりかねません。
その結果、毛穴詰まりの原因になってしまうことも…。
毛穴詰まりが慢性的に起きることにより、雑菌を増殖させる原因となり、頭皮の炎症を引き起こす恐れがあります。
その結果、抜け毛や頭皮トラブルの原因になってしまうことがあります。
サウナで気をつけるべき髪の毛のケアポイント
サウナを入るだけで、薄毛になってしまうことは限りなく少ないですが、ダメージ毛や頭皮の乾燥を引き起こす恐れがあります。そのため、普段からサ活をされる方は以下のことを行うことをお勧めします。
それぞれ簡単な方法なので、是非試してみてください。
水分補給をする
水分をとることで、血行促進し、髪の育成に必要な酸素や栄養素が頭皮へと行き渡ります。血がドロドロの状態だと、なかなか酸素や栄養素は頭皮までたどり着きません。
オススメの水分摂取法は以下の通りです。
- サウナ利用前後、コップ1,2杯程度の水分を摂取する
- 水ではなく、ポカリスエットなどの飲料水を選ぶ(汗によって失われる電解質を補うため)
髪だけでなく、体全体にとっても脱水はよくありませんので、しっかり水分補給をしていきましょう。
ミストタイプを選ぶ
湿度の高いミストサウナを選ぶのがポイントです。
サウナの種類には以下の2タイプがあります。
ミストサウナ | ドライサウナ | |
---|---|---|
温度 | 40〜50℃ | 80〜100℃ |
湿度 | 80%以上 | 20%以下 |
髪へのダメージ | 少ない | 大きい |
特徴 | ・血管広げる・汗をかきやすくさせる | ・乾燥する・心拍数UPするため心臓へ負担がかかる |
ミストサウナは、高温・乾燥を避けられるため髪へのダメージは少なめです。スチームサウナや蒸し風呂などもオススメです。
サウナハットをかぶる
サウナハットは高温・乾燥から頭皮や髪を守ってくれる働きをします。サウナハットには素材によって様々な種類があります。
ウール | リネン | タオル | |
---|---|---|---|
耐熱性 | ◎ | ○ | × |
吸湿性 | ○ | ○ | ○ |
通気性 | ○ | ◎ | △ |
撥水性 | ○ | △ | △ |
その他の特徴 | ・耐久性の高さ ・手洗い(洗濯機NG) | ・乾きの速さ | ・触り心地のよさ |
最初に買うならば、ウール製のサウナハットをオススメします。
サウナハットの代わりに、濡れたタオルを巻いたり、ヘアオイルを塗ったりするのも一つの手です。
サウナ前はシャワーを浴びる
サウナに入る前は頭皮をキレイに保つためにも、シャワーを浴びましょう。汚れがついたままだと、毛穴がつまるため老廃物がたまりやすく、頭皮トラブルの原因となります。
血流をよくする準備段階として、サウナ前にはしっかりシャワーを浴びて、頭皮についた汚れを洗いが流してください。
サウナに期待できる育毛効果について
実は、サウナに入ることで、悪いことばかりではなく、育毛効果が期待できる一面もあります。ここでは、サウナで育毛効果が見込める4つの理由を紹介します。
- 血流がよくなり酸素や栄養分が行きわたるため
- 自律神経がととのうため
- 睡眠の質UPにより成長ホルモン分泌につながるため
- HSP(ヒートショックプロテイン)を増やし、髪の修復を助けるため
血流がよくなり酸素や栄養分が行きわたるため
サウナでは、交感神経と副交感神経を刺激することが可能であり、これらの神経系を刺激することで血流を良くする効果が期待されています。
交感神経は血管を縮小する働きがあり、副交感神経は血管を広げる働きがあります。このような形で、強制的に血管を広げて締める動きを促すことができ、結果として血行促進へと繋げることができます。
自律神経のバランスを整える
日常生活を過ごしていると、ストレスや仕事の影響などにより、交感神経が優位な状態が続きやすいとされています。交感神経は先ほどもお伝えした通り、血管を締める働きがあるため、頭皮の血行不良になりやすくなります。
サウナに入ることで、強制的に自律神経のバランスを切り替えることができます。その結果、副交感神経も働きやすくなり、頭部を流れる毛細血管も広がりやすくなります。
結果として、頭部全体への血流量を増やすことができ、毛根へ栄養分を届ける手助けが可能となります。
睡眠の質UPにより成長ホルモン分泌につながるため
育毛に必要と言われている成長ホルモンは、就寝中に多く分泌されます。サウナは体を温め適度にカロリーを消費するため、快眠に繋がり髪に良い影響を与えるでしょう。
論文※によると、サウナ利用の前後比較において80%以上の人で睡眠改善が見られたという報告もあります。
育毛効果を実感するためにも、サウナを使って質の良い睡眠をとるようにしましょう。
※参照論文について:A hot topic for health: Results of the Global Sauna Survey
HSP(ヒートショックプロテイン)を増やし、髪の修復を助けるため
髪はタンパク質でできているため、非常に熱に弱いです。しかし、サウナの熱により体の中でHSP(傷ついた細胞を修復させる役割を持つタンパク質)が増えると、髪の修復をしてくれる役割を果たします。
熱を感じると生成されるHSPですが、長時間サウナに入っているのはよくありません。熱による髪ダメージの方が大きくなり、HSPの修復力が追いつかなくなるからです。
入浴時間をしっかり守り、髪の修復につとめましょう。
サウナでハゲることに関するQ&A
よくある疑問を3つ紹介します。
- AGAにサウナは効果ある?
- 濡れたままの髪でサウナに入ってもいい?
- どれくらいの頻度でサウナに入れば育毛効果が期待できる?
- サウナはAGAにも効果ある?
-
効果はありません。AGAは男性ホルモン(テストステロンなど)が関係しています。
AGAの仕組みは、テストステロンが髪の毛根部でジヒドロテストステロン(髪を増やしたり伸ばしたりする働きを制御してしまう働きがある)に変化することで毛量の減少を招きます。
そのため、サウナではAGAの進行を防ぐことは難しいとされています。
- 濡れたままの髪の毛で入っても良い?
-
可能な限り、水気をとってから入浴するようにしましょう。
濡れたままの状態は良くありません。
髪のキューティクルは、濡れた状態のままだと開きやすくなり、サウナの熱をダイレクトに受けやすくなるためです。
- どれくらいの頻度でサウナに入れば育毛効果が期待できるの?
-
確実に育毛効果が出る、サウナの回数は明確には定義できないでしょう。
しかし、サウナ利用について協会が推奨しているのは週2回程度です。
入りすぎるとサウナの熱で髪へのダメージが積み重なってしまうため、適度な利用を心がけましょう。
正しいサウナの入り方を把握してハゲるのを防止しよう
サウナは正しく入浴方法を理解して利用すれば、むしろ育毛効果が期待できます。そのため、本記事を参考に正しい入浴方法を理解した上で、サウナを活用することをお勧めします。
また、薄毛の進行が止まらない、抜け毛が止まらない場合は、早い段階で専門家に相談することが大切です。
スーパースカルプ金沢店・福井高柳店では、多くの薄毛で悩む方を解決していきましたので、不安な方はぜひご相談くださいませ。
~男性・女性の発毛症例多数~