雨に濡れるとハゲるの?酸性雨の影響や薄毛・抜け毛の原因と対策について

雨に濡れるとハゲやすくなる?酸性雨の影響や薄毛・抜け毛への原因と対策について
  • 雨に濡れると酸性雨の影響でハゲやすくなる
  • 雨に濡れたままにすると頭皮に悪影響を与える

このような噂を聞いたことはありませんか?

確かに酸性雨と聞くと、銅像が錆びてしまうほどの力があることを考えると不安になりますよね。
そこで、本記事では発毛のプロが雨と薄毛の関係について真相を解説します!

薄毛や抜け毛が気になっている人はぜひ最後までご覧ください。

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雨・酸性雨に濡れることでハゲるってウソ?ホント?

雨・酸性雨に濡れることでハゲるってウソ?ホント?

結論をお伝えすると、雨に濡れるだけでハゲることは一切ありません。
また、酸性雨の影響もほとんどないと言えるでしょう。

雨に濡れてもハゲない理由、酸性雨の影響を髪の毛が受けにくい理由を解説していきます。

雨に濡れてもハゲない理由

雨水の成分は、大部分が水であり、ごく微量の不純物が含まれています。

髪の毛はケラチンと呼ばれる非常に強いタンパク質で構成されているため、微量の不純物程度でダメージを受ける・抜け毛が起きることはありません。
※)通常の空気にも、微量の不純物は含まれます。

当然、水は髪の毛を少し膨らませる水膨張を起こす程度です。
そのため、雨の影響のみでハゲる可能性は極めて低いことが言えます。

酸性雨に当たってもハゲない理由

環境庁では酸性雨について以下のような定義をしております。

酸性雨とは、二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)などを起源とする酸性物質が雨・雪・霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象です。
酸性雨は、河川や湖沼、土壌を酸性化して生態系に悪影響を与えるほか、コンクリートを溶かしたり、金属に錆を発生させたりして建造物や文化財に被害を与えます。

引用:気象庁HP

酸性雨が髪の毛や頭皮に影響を与えるとしたら以下の2つが考えられます。

  1. 酸性度が高い(pHが低い)
  2. 不純物の影響

それぞれ確認していきましょう。

pHの基準が5.6以下であることが酸性雨の定義とされています。(通常のお水pH:7.0)

pHがこれだけ通常の水と乖離していると、何かしらの影響があると考えがちですが、人の肌や髪の毛も弱酸性とpHが低い値を示しているため、薄毛にするほどの影響は全くありません。

部位pH数
髪の毛4.5~5.5
肌・頭皮4.5~6.5

不純物の影響では、長期的に当たり続けることで多少髪の毛へのダメージが生じて髪の毛が偏食を起こしてしまうことは考えられます。
ただし、長期的かつ、そのまま放置することを繰り返さない限り、誤差の範囲内と言えるでしょう。

雨が髪の毛や頭皮に悪影響を与えることはある?

雨が髪の毛や頭皮に悪影響を与えることはある?

雨の影響でハゲてしまう可能性は極めて少ないとお伝えしましたが、雨に濡れたままの状態を放置することで、髪の毛や頭皮取って悪影響を与えることがあります。雨に濡れてしまった場合は、そのまま放置はしないようにしましょう。

悪影響①:雨に濡れた髪を放置することによる蒸れ

頭皮には常在菌と呼ばれる菌が存在します。通常であれば、これらの菌は皮表膜と呼ばれる頭皮を守る薄いバリア機能を生成させる働きがあります。しかし、雨に濡れた後そのまま放置することで、菌の異常繁殖の原因になってしまうことがあります。

雨が当たった後、そのまま放置すると、体温によって雨水が徐々に温まってきます。
この状態は頭が蒸れている状況と言えます。

蒸れた頭皮環境は、常在菌が繁殖しやすい状態となり、増え過ぎてしまうことで頭皮の痒みや炎症の原因になってしまうことがあります。

悪影響②:大気中の汚れが頭皮・髪に付着して不衛生になりやすい

前述した通り、雨水の中には、大気中に含まれる排気ガス・ちり・ホコリなど目に見えない汚れを拾い上げて落ちてきます。

この待機中の汚れを含んだ水が、頭皮や髪の毛につくことで、不衛生な状態の頭皮環境になりやすいとされています。この状態が続くと、毛穴詰まりの原因や頭皮の臭いの原因になってしまいます。

雨に濡れてしまった時のケア方法について

雨に濡れてしまった時のケア方法について

このように、雨に濡れることで頭皮に悪影響を与えることが危惧されますが、雨に濡れてしまった時にどのようなケアをすることで、防ぐことが出来るのでしょうか。

濡れてしまったら清潔なタオルで拭き取る

まずは、雨で濡れてしまった髪の毛・頭皮を清潔なタオルで拭きあげることが最も大切です。

タオルで拭くことで以下の悪影響を事前に防ぐことが出来ます。

  • 湿った状態の髪の毛が早く乾き、菌の増殖を防ぐ
  • 髪の毛に付いた汚れを拭き取ることができる

摩擦による切れ毛を防ぐために、ドライヤーなどで乾かす

雨に濡れて、水膨張をした髪の毛は、いつもよりキューティクルが開いている状態です。そのため、摩擦などによって切れ毛が生じやすい状態となります。

ドライヤーなどで乾燥させることで、開いたキューティクルを再び締めることができ、髪の毛がダメージ毛になってしまうことを防ぐことが出来ます。

お風呂上がりに、ドライヤーを行うことも同じで、切れ毛を防ぐ効果が期待されています。

雨に濡れて地肌が透ける・薄くなったと感じる原因について

雨に濡れて地肌が透ける・薄くなったと感じる原因について

本記事を読んでいる人は、既に薄毛などの症状が出始めており悩んでいる人も多いかと思います。

このように、以前と比べて地肌が透ける・髪の毛が薄くなったと感じる原因はどのようなケースがあるのでしょうか。

AGA(男性型脱毛症)

男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia)は、男性ホルモンによって引き起こされる、脱毛症の一種です。男性ホルモンであるテストステロンが、Ⅱ型5α-リダクターゼと呼ばれる酵素によってデヒドロテストステロン(DHT)に変換されることが主な原因とされています。

男性型脱毛症の特徴は、頭頂部や前頭部から薄くなってくるのが特徴であり、側頭部や後頭部は薄くなりにくい特徴があります。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症(Diffuse Hair Loss)は、髪の毛が全体的にぼんやり薄くなる状態を指します。

この症状は、頭皮全体で髪の量や密度が減少する特徴があります。
びまん性脱毛症は男性や女性の両方に見られ、さまざまな原因が関与することがあります。

びまん性脱毛症の原因
  1. ホルモンバランスの変化・乱れ
  2. ストレス
  3. 栄養不足
  4. 疾患(甲状腺関連)

生活習慣の乱れ・ストレス

髪の毛が薄くなってしまう原因の一つに、生活習慣の乱れやストレスが挙げられます。

生活習慣が乱れているからといって、すぐに薄毛になるわけではありません。
しかし、血行不良や代謝の低下などが原因で間接的に抜け毛や薄毛の原因になりうることも、予想されますので注意しましょう。

薄毛の原因になりうる生活習慣の乱れについて
  • 不健康な生活習慣(食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足)
  • 喫煙
  • 過度なストレス

白髪の予防や抜け毛が止まらない時は専門家に相談を

シナモンは長期間継続することで少しずつ効果を発揮しています。
そのため、以下のような悩みを抱える場合は、まずは専門家に相談することが大切です。

  • 抜け毛が止まらない
  • 急に抜け毛の本数が増えた
  • 白髪の量が急に増えてきた
  • 髪の毛がパサパサして地肌が見えてきた

スーパースカルプ発毛センター金沢店・福井高柳店では薄毛のみならず、髪の毛の悩みにもアプローチできます。
ご気軽にご相談くださいませ。

~男性・女性の発毛症例多数~

まとめ

本記事では、雨が頭皮や髪の毛に与える影響について解説しました。

酸性雨が怖いなど思われがちですが、雨に当たる程度では人の髪の毛は薄くなることはほとんどありません。

しかし、濡れたまま放置することで、頭皮環境を悪化させる恐れがあります。
雨に濡れてしまった場合は、しっかりと水気をとることを意識することが大切となります。