- 将来禿る可能性がある人の特徴
- 将来の薄毛を防ぐための対策
- 最近、抜け毛が増えた気がする。
- 髪の毛が濡れた時に髪が薄く見える時がある。
- 親が薄毛だから将来自分もハゲるか心配。
本記事を書いている、スーパースカルプ発毛センターには上記のような心配の相談が多くきます。もし、将来の薄毛への不安を抱えているなら、この記事があなたの悩みを解消するきっかけになるかもしれません。
この記事では、将来禿る人の特徴と将来禿る人の隠れたサインについて詳しく解説します。さらに、将来の薄毛を防ぐための対策もご紹介します
将来の薄毛のリスクについて-チェックリスト
「将来禿げるのではないか…」と不安を感じているなら、まずは以下の特徴に当てはまるかチェックしてみましょう。
- 家系に薄毛の人がいる
- 額の生え際が後退してきた
- 体毛が濃い
- またはM字になってきた
- 頭頂部の髪が薄くなってきた気がする
- 最近、抜け毛が明らかに増えた
- 抜けた髪の毛が以前より細く、短くなった
- 髪全体のボリュームが減り、髪が細くコシがなくなった
- 外食が多く、偏った食生活になりがちだ
- 睡眠時間が不規則、または十分に取れていない
- 日常的にストレスを感じている
- 喫煙習慣がある、または飲酒量が多い
- 頭皮のベタつき、かゆみ、フケが気になる
上記の項目の中で当てはまる項目が多ければ多いほど将来薄毛になるリスクが高い可能性があります。ただし、上記の項目に該当する項目があったからといって必ず薄毛になるとは限りません。
あなたの髪は大丈夫?将来薄毛になりやすい人の特徴とは?

将来禿るのではないかと不安な方は、薄毛のサインを見逃さず、早めの対策を検討することが大切です。
ここでは、将来禿る人の主なサインを一緒に確認しましょう。
薄毛になるリスク:遺伝的影響
男性の薄毛で最も多い、男性型脱毛症(AGA)は遺伝的要素が強く、隔世遺伝の可能性も指摘されています。例えば、母方の祖父が薄毛であるなどもし、親族に薄毛の人が多いなら、あなた自身も薄毛になりやすい遺伝子が含まれたY染色体がある可能性があります。
AGAによる薄毛は、生え際が後退していくM字型や、頭頂部から薄くなるO字型など、特定のパターンで進行することが多いです。もし鏡を見たときに、これらの変化の兆候を感じたら、遺伝的な影響が出始めているサインかもしれません。
もちろん、遺伝があるからといって必ず薄毛になるわけではありません。しかし、リスクを認識しておくことで、早めの対策を講じるきっかけになります。
薄毛になるリスク:生活習慣の乱れの積み重ね
日々の何気ない習慣が、いつの間にか頭皮や髪にダメージを与え、薄毛のリスクを高めていることがあります。もちろん、1日〜2日生活習慣が乱れたとしても薄毛になる事はありません。
日々の積み重ねが原因となり、血流の悪化や男性ホルモンの増加が増加されて少しずつ進行していきます。改めて、以下を参考について、日ごろの行動を振り返ってみましょう。
1.偏った食生活
- 外食ばかりで栄養バランスが崩れている
- 過度なダイエットで食事を抜いている
髪はケラチンというタンパク質でできており、生成にはビタミンやミネラルが必要です。栄養が偏ると、健康な髪が育たず、細く抜けやすい髪になってしまいます。

2.不規則な生活習慣
- 仕事が忙しく毎日帰宅時間が遅い
- 寝る間も惜しんでゲームをしている
- 寝る時間が一定でなく、バラバラである
髪の毛の成長を促す成長ホルモンは、深い睡眠中に多く分泌されます。睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪いと、ヘアサイクルが乱れ、十分に成長できないまま抜けてしまうことがあります。
3.ストレス
- 辛いと感じるほどの強いストレスを抱えている
- 人間関係で悩んでいる
- 仕事上、ストレスを抱えやすい
ストレスは自律神経のバランスを崩し、頭皮の血行不良を引き起こします。血行が悪くなると、髪に必要な栄養が届きにくくなり、抜け毛が増える原因になりかねません。
4.飲酒や喫煙
- 日常的にタバコを吸う習慣がある
- お酒が大好きで、つい飲みすぎてしまう
タバコのニコチンは血管を収縮させ、頭皮への血流を妨げます。また、アルコールの分解過程で生じるアセトアルデヒドは、髪の成長に必要な栄養素を消費してしまう可能性があります。
5.間違ったヘアケア
- シャンプーは爪をたてて頭皮を掻きながら洗っている
- パーマやヘアカラーを過度に行っている
- 刺激性が強いシャンプーを日頃から使っている
洗浄力が強すぎるシャンプーや、頭皮への過度な摩擦、熱によるダメージは、頭皮環境を悪化させ、抜け毛を誘発する原因となります。
髪の毛・頭皮で分かる薄毛のリスクについて

薄毛は、気がつかないうちに少しずつ進行するものです。そのため、日々の小さな変化を見逃しやすく、気づいた時にはかなり進行していた、というケースも少なくありません。以下にあげる変化には、日頃から注意しましょう。
「抜け毛」の本数と「質」の変化
- 枕元やシャンプー後の排水溝に、以前より抜け毛が増えたと感じる
- 抜けた毛が、以前よりも細く、短くなっている
- 抜け毛の先端が尖った短い抜け毛が増えている
健康な髪は太くしっかりしていますが、薄毛が進行する兆候として、毛が軟毛化していく傾向があります。そのため、薄毛が気になり出したタイミングから日頃の抜け毛に変化があるか確認するようにしましょう。
「髪のボリューム」の減少と「髪質」の変化
- スタイリングがしにくくなった
- 髪がペタッとしてしまう
- 髪の毛の立ち上がりが悪く、透けて見えることがある
前述でも記載した通り、薄毛の症状の一つに髪の毛の軟毛化があります。髪一本一本にコシがなくなり、全体的に細く、頼りない手触りになっていると髪質が変化するため、日常生活の中で上記のような症状が出ていないか確認しましょう。
「頭皮の状態」の異変
- 頭皮が以前よりベタつく
- 乾燥してフケが増えたと感じる
- 頭皮にかゆみや赤みがある
- 抜け毛の毛根に黄色い塊がよくついている
- 頭皮を触ると硬く感じる
健康な頭皮は柔らかく、青白い色をしています。頭皮環境の悪化は、薄毛の大きな原因となります。これらの抜け毛は、遺伝的な抜け毛と異なり、脂漏生脱毛症など頭皮環境の悪化によって炎症が生じることによるものです。
将来の薄毛を防ぐためにできる予防とは?

もしセルフチェックで当てはまる項目があっても、悲観することはありません。ここでは、将来の薄毛を防ぐための今日からできる予防をご紹介します。将来、薄毛になるのが不安だから「AGA治療薬を飲む」行為は危険行為となります。治療と予防は全く異なるものとなりますので注意しましょう。
1.食生活の見直し
髪の毛は、私たちが食べたものから作られます。バランスの取れた食事を心がけましょう。薄毛を防ぐために、積極的に摂りたい栄養素は以下の通りです。
栄養素 | 働き | 食べ物 |
---|---|---|
タンパク質 | 髪の主成分 | 肉、魚、卵、大豆製品など |
亜鉛 | 髪の成長を助けるミネラル | 牡蠣、ナッツ、レバーなど |
ビタミンB群、E | 頭皮の健康維持や血行促進 | 緑黄色野菜、果物、ナッツなど |
上記の栄養素を意識しつつ、偏りなく様々な食材を摂ることが大切です。
2.質の良い睡眠の確保
成長ホルモンが活発に分泌されるのは、入眠後約3時間の深い睡眠時です。入浴やストレッチで体をほぐし、リラックスしてからベッドに入りましょう。
質の良い睡眠を確保するためには、寝室環境を整えることもおすすめです。遮光カーテンやエアコンを上手に活用し、適切な温度・湿度、暗さ、静けさを保つことで、質の良い睡眠につながります。
3.ストレスを解消する
ストレスは万病の元。適度なストレス解消法を見つけましょう。ウォーキングや軽いジョギングは血行促進にも効果的です。
趣味やリラックスタイムなど、好きなことをする時間を作り、心身をリフレッシュさせましょう。
4.正しいヘアケアの徹底
健康な髪は、健康な頭皮から生まれます。頭皮を優しくケアすることで、髪が育ちやすい環境を整えられます。
シャンプーは、洗浄力がマイルドなアミノ酸系を選びましょう。髪を濡らす前にブラッシングで絡まりと汚れを軽く落とし、しっかり予洗いすることが大切です。シャンプーは手でよく泡立ててから頭皮にのせ、指の腹で優しくマッサージするように洗い、すすぎ残しがないよう丁寧に洗い流しましょう。
濡れた髪は傷つきやすいため、タオルドライ後、頭皮から先に優しく乾かします。ドライヤーは高温になりすぎないよう、冷風も活用して髪へのダメージを最小限に抑えましょう。

もし不安であれば専門家に相談を
ここまで紹介したセルフケアは、薄毛対策の基本であり非常に重要です。
しかし、遺伝的な要因が強い場合や、すでに薄毛が進行してしまっている場合は、セルフケアだけでは限界があるのも事実です。「自己流で間違った対策をして、かえって悪化させてしまった…」なんてケースも少なくありません。
そのため、不安がある場合は専門家にまずは相談することをお勧めします。
まとめ
将来の薄毛に一人で悩む必要はありません。まずは、今回ご紹介した将来禿る人の特徴を理解し、ご自身の状態を客観的に把握しましょう。
そして、今日からできる生活習慣やヘアケアの見直しをぜひ実践してください。
もし、セルフケアだけでは不安を感じたり、より積極的な改善を目指したい場合は、一度薄毛の専門家へ相談して今の頭皮状態や薄毛の進行度合いを確認してもらうようにしましょう。